放送番組審議会
第47回 イッツ・コミュニケーションズ放送番組審議会
第47回放送番組審議会は、2024年3月4日(月)9:35~11:30にイッツ・コミュニケーションズメディアセンターで開催し、審議会委員は大西会長のほか6名、イッツ・コミュニケーションズ側からは奥村常務執行役員以下10名が出席した。
会社側からの報告
- イッツ・コミュニケーションズにおける全社活動報告
- イッツコムチャンネルの活動報告(2023年10月~2024年3月)
- 報告事項(2023年9月~2024年1月)
訂正放送制度の実施状況 : 訂正放送無し
放送番組に関して申出のあった苦情その他意見の概要: 苦情無し
「イッツ・コミュニケーションズ株式会社 放送番組基準」の改定について
審議事項
- 多摩川花火大会2023 ~あの夜空を振り返って~(2023年11月放送分)
- ハチゴープロジェクト ~引退車両のセカンドライフ~(2024年1月放送分)
主な評価および提言
1. 多摩川花火大会2023 ~あの夜空を振り返って~
2. ハチゴープロジェクト ~引退車両のセカンドライフ~
(会社側)
ご審議いただきました番組について、まず「多摩川花火大会2023」については、花火大会に対して審議委員の皆さまがそれぞれの思いをお持ちであると感じた。その思いを我々も受け止めた上で今後に活かしていく。「ハチゴープロジェクト」ではたくさんのお褒めのお言葉をいただくことができた。制作担当者にとってはいい経験となり、前進できると思う。
今後も委員の皆さまには、番組制作のみならず、さまざまな面でご指摘・ご指導を賜りたい。
- 60分の放送時間は長いと感じた。
- 花火の打ち上げ場所、カメラ位置などの配置がわかりづらかったので、全体の配置図があるとよかった。
- 花火師の方が映るワイプと打ち上げられている花火が同じ画面に映っていたが、どこを見ていいのか分からなくなってしまった。
- 4年ぶりの花火大会ということもあり、例えば過去の映像を織り交ぜながら、花火大会の歴史を振り返るといった内容も盛り込めるとよかったと思う。
- スタジオの背景が暗く、教養番組のようなイメージを感じた。もっとお祭り的な感じがあってもよかったのではないか。
- テレビだと普通は見ることができない角度から映した花火を楽しめる。ヘッドホンで番組を視聴したところ、打ち上げの音はとても臨場感があった。
- 暗い夜空に花火が打ち上げられる様子がとても奇麗だった。映像がとてもよかった。
- 番組はもっと作り込むべき。映っている映像と花火師の話を合わせた方がよいのではないか。花火師の方々の話は面白かったので、番組の中に打ち上げ花火の名称や知識をもっと盛り込むなど、来年の番組制作につなげてもらいたい。
2. ハチゴープロジェクト ~引退車両のセカンドライフ~
- とても面白く、よい番組だったと思う。引退した車両をクローズアップした番組だと思って見始めたが、途中から病院の皆さんに焦点が当たった人間ドラマであると気がついた。
- 番組は冒頭からとても見やすく、わくわくするような感じで見ることができた。インタビューを受ける病院職員のお二人の表情がとても穏やかで、緊張されていないような印象だった。インタビュアーである番組担当者の気持ちが相手に伝わっていたのではないか。
- 8500系車両を長津田工場から病院まで運搬する過程も番組の中で見たかった。車両が街の中をどのように運搬されていたのかなどは興味深い。
- クラウドファンディングの話があったが、今回病院では5,000万円を簡単に集めたわけではなく、裏では努力もあったはず。そのことをもっと伝えてもよかったのではないか。
- イッツコムも地域のイベントだけでなく、このような素晴らしいドキュメンタリー番組を制作するプログラムディレクターの育成に努めてもらいたい。地域の課題や視聴者の生活視点をふまえ、こういった番組を作っていく制作者をもっと増やしていただくことを期待する。
(会社側)
ご審議いただきました番組について、まず「多摩川花火大会2023」については、花火大会に対して審議委員の皆さまがそれぞれの思いをお持ちであると感じた。その思いを我々も受け止めた上で今後に活かしていく。「ハチゴープロジェクト」ではたくさんのお褒めのお言葉をいただくことができた。制作担当者にとってはいい経験となり、前進できると思う。
今後も委員の皆さまには、番組制作のみならず、さまざまな面でご指摘・ご指導を賜りたい。
審議会 会長 | 大西 典良 | 会社側 | 奥村 力 世古 仁志 橋本 夏代 神林 哲郎 小野 一廣 斉藤 統子 佐藤 瑞希 林 和夫 橋爪 洋喜 沼田 京子 |
審議委員 | 石田 千佳子 城戸 久枝 千葉 晋也 根岸 立幸 羽田 伊助 吉本 清志 ※五十音順・敬称略 |