渋谷駅周辺における地域情報配信の手段としてエリアワンセグの
実証実験開始

約1年間にわたって、サービス実用性を検証

イッツ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社東急エージェンシー
株式会社日立システムアンドサービス

イッツ・コミュニケーションズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:渡辺 功/以下、イッツコム)と株式会社東急エージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長:五十嵐 正/以下、東急エージェンシー)、株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:林 雅 博/以下、日立システム)は共同で、渋谷駅周辺のハチ公前広場などにおいて、地域情報配信の手段として、エリア限定のワンセグ情報配信(以下、エリアワン セグ)の実証実験を2010年1月12日(予定)から2011年1月31日までの約1年間にわたって実施します。

近年、ワンセグ機能を搭載した携帯電話や専用端末、ゲーム機などが急速に普及しています。2008年4月の改正放送法の施行に伴い、地上デジタルテ レビジョン放送を行う放送局では、ワンセグの非サイマル放送(*1)が可能になり、様々なサービスが期待されているなど、ワンセグの可能性に注目が集まっ ています。このような背景の中、全国各地でエリアワンセグの実証実験が実施されており、新しい地域コミュニティメディアとして注目されています。

今回の実証実験は、イッツコムと東急エージェンシー、日立システムの3社が共同で行うものであり、東京急行電鉄株式会社、株式会社日立製作所の協力の下、総務省関東総合通信局より実験試験局免許の交付を受けて(予定)実施します。

本実験では、渋谷駅前(ハチ公前公園、SHIBUYA109など)を中心とする電波伝搬フィールドを構築します。駅前のビルやオフィスが建ち並ぶ複雑な都市空間において、効率的な電波伝搬方式の検証を行います。
また、携帯電話などのワンセグ機能付端末へ向けて、地域情報やイベント情報などを配信します。併せて、その視聴効果を分析し、将来的なエリアワンセグの サービス実用性を検証していきます。なお本検証にあたっては、12月1日から渋谷地区で開始された経済産業省「平成21年度 ITとサービスの融合による 新市場創出促進事業(e空間実証事業)」において実施されるサービス(pin@clip ピナクリ)との連携も予定しています。

イッツコムと東急エージェンシーと日立システムは、本実験を通して、エリアワンセグが地域に貢献する新しいメディアとなることを期待します。

*1:ワンセグ独自の番組を放送すること。従来ワンセグには地上波と同じ内容を放送する(サイマル放送)という制限があった

概要

■各社の役割分担

  • イッツコム・・・・・・・システム運用、サービス企画
  • 東急エージェンシー・・・サービス企画
  • 日立システム・・・・・・システム構築、テクニカルサポート

■サービスイメージ図

■実験運営協力企業(順不同)

東京急行電鉄株式会社
株式会社日立製作所

■商品名称等に関する表示

記載している会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。