品川区の協力を得て「防災行政無線」などの防災情報をテレビに配信
『テレビ向けプッシュ型生活情報配信サービス』の実験を7月3日より品川区で開始

株式会社南東京ケーブルテレビ
イッツ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社Cueform

株式会社南東京ケーブルテレビ(以下、ケーブルテレビ品川)、イッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下:イッツコム)と株式会社Cueform(以下:Cueform)は、品川区の協力を得て、区が発信する防災行政無線や区からのお知らせ、さらに天気や交通などの生活情報を、自宅のテレビに自動的にお知らせする『テレビ向けプッシュ型生活情報配信サービス』の実験(以下、本実験)を、2014年7月3日(木)より品川区内で開始します。

本実験では、利用者モニター宅に専用の実験機器(以下、IP BOX)を設置し、テレビと接続することにより、品川区が発信する「防災行政無線」などの各種防災情報をテレビで確認できるようになります。なお、緊急時は電源がオフの状態でも自動でテレビをオン(※1)にし、また、テレビ放送中はもちろん、DVD視聴などの放送波を受信していない時でも、自動で画面を切り替えて緊急情報を表示します。

また、防災情報以外にも、お住まいの町の「ごみの収集日」や「イベント情報」、「雨雲の接近情報」や「鉄道運行情報」など、自宅周辺の身近な情報を、音声メッセージとともに配信します。利用者モニターはIP BOXからの音声メッセージで気づき、リモコンのボタンを一回押すだけで、情報をテレビ画面に表示して確認できます。

本実験では、イッツコムとCueformが昨年12月に横浜市青葉区で実施した「テレビ向けプッシュ型生活情報配信サービス」の実験結果に基づいて改良を加えたサービスに、品川区からの防災情報や生活情報を連携することにより、情報の質と量を高め、お住まいのエリアごとの身近な情報を、より狭域化してお届けします。約20世帯の利用者モニター宅においては、情報への接触率や理解度、配信情報の内容や配信タイミング、ユーザーインターフェースなどの検証を行い、これにより、お客さまに日常的に利用していただける情報配信サービスについての検討を進めます。(「実験概要」参照)

ケーブルテレビ品川およびイッツコムは、本実験を通じて、品川区をはじめとする地元自治体と連携し、毎日の生活に安心と快適さをお届けする情報配信サービスの提供を目指してまいります。

※1 テレビの電源を自動的にオンにする機能や自動的に入力切換を行う機能は、ご利用のテレビの仕様によって、一部または全部が使用できない場合があります。

プッシュ型テレビ向け生活情報配信サービス実証実験概要

期間 2014年7月3日(木)~2014年8月10日(日)
検証内容 実験機器をモニターの方のご自宅のテレビおよびインターネット(無線LAN接続)に接続し、期間中に必要なタイミングで、品川区が発信する防災情報や各種生活情報を配信し、防災行政無線や自治体ホームページと比較した際の情報の接触率や理解度、情報受信タイミング、インターフェース、操作性などを検証します。
モニター参加条件
  • ご家庭のリビングにHDMI入力端子付きのテレビがある方
    (HDMI入力端子が空いているテレビをお持ちの方)
  • インターネット接続できる方
  • インタビューやアンケート調査可能な方
対象 品川区内対象地域にお住いの方(約20世帯)
※本実験の利用者モニターはすでに決定しております。
配信予定の情報 河川水位情報、光化学スモッグ情報、J-Alert等の防災行政無線情報、 地震情報、警報・注意報、週間品川ニュース(動画)、ごみ収集日情報、週末イベント情報、雨雲の接近情報、PM2.5情報、防犯情報、等
※配信する情報は予告なく変更する場合がございます。

情報配信システムのイメージ

画面イメージ

  • (プッシュ型:緊急地震速報)
  • (プッシュ型:防災行政無線)

情報配信プロセスのイメージ 

  • 例: 防災行政無線 (テレビの電源を自動にオンにして河川水位を警告)
  • 例: 降雨アラーム(音で気づいて、リモコンで切換)

実証実験推進体制

  • 株式会社南東京ケーブルテレビ
    (本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員社長:高秀 憲明)
    イッツ・コミュニケーションズ株式会社
    (本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:市来 利之)
    :実証実験モニター募集、機器等設置、サービス問合わせ
  • 株式会社Cueform
    (本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役:山田 武生)
    :システム開発、情報配信サービス運営

【協力】

  • 品川区:防災情報等提供
  • 株式会社ピクセラ(IP BOX提供・技術協力)

以上